MENU

1

ラボのグレードって?

精子、卵子、胚といったヒトの生殖細胞は、繊細で培養が難しい細胞です。体外受精で妊娠に成功するかどうかは、患者さんのコンディションや医師の経験値とともに、「胚培養室(ラボ)」と「胚培養士」が重要な役割を果たします。「ラボ」のグレードは、「胚培養室」の環境、設備、技術・手法に左右されます。

2

地震や台風のとき、私の卵子と胚は大丈夫?

台湾は地震も台風も頻繁です。TFCのある台北南山広場ビルは耐震標章を取得しており、制震ダンパーを2つ設置しています。ダンパーは直径480cm、重さ250トン。上部のケーブルは300トンの重さに耐え、強風や台風、地震などによる揺れを吸収します。ビルの外壁には、風力階級16級(風速51m~56m/秒)に耐えるアジアで最も安全な外壁パネルを使用し、上空の強風や台風によるビルの揺れを緩和しています。ラボでは除振台を採用しており、すべての卵子と胚の安全を護っています。

3

ラボには24H空調環境監視システム。陽圧培養室が胚に安心な環境を

生殖医学の技術が胚培養室(ラボ)に「大きな子宮環境」を再現し、採取した卵子と精子を体外で受精させます。ラボの環境と空気の清浄度は、胚の着床率と出産率にそのまま影響します。ラボ内はつねに30Paの陽圧に保たれているため、室外の不適切な物質はラボに入りません。ラボは室温、湿度、気圧、パーティクル、VOC(揮発性有機化合物)などの環境条件を厳しくコントロール。胚培養士も、化粧・香水・ネイル禁止です。卵子を取り出してから子宮内に戻すまで、卵子と胚の環境は37℃の定温を保ちます。わずかな温度差でも生殖細胞が傷つく可能性があるため、TFCでは「24Hラボ環境監視システム」を設置し、管理スタッフに状況を知らせています。どんな問題にも即座に対処が可能です。

4

タイムラプス・インキュベータ―を導入

体外受精させた受精卵は、精密な環境で培養・成長させます。胚は37℃の定温、適切なpHと浸透圧で、急速に成長するため、絶えずモニタリングが必要です。TFCはタイムラプス撮影型インキュベーターを3台備えています。このインキュベーター内で培養・観察・選別しますので、胚は安定した環境で成長できます。装置が胚の様子を10分に1回撮影するので、胚培養士は胚の様子を正確に把握できます。発育のペースと形態変化を判断し、観察ポイントも見逃しません。

5

受精胚選別AIで胚の状態を判断

胚の分裂は、時期ごとに進行が異なります。TFCは最新のAIデータベースを導入し、全世界のデータに基づいて胚を選びます。データが胚培養士の判定材料となり、胚の着床率予測を評価する根拠にもなります。ただし、最新のタイムラプスインキュベーターと受精胚選別AIシステムがあっても、最終的には専門の胚培養士の豊かな経験に基づく判断と、医師との相談の上で、最も適した胚を決定します。

6

胚培養士の経験値と安定感が専門性の鍵

TFCの胚培養士は数万の胚を見守り、2万周期に立ち会ってきました。卵子の凍結融解率95%以上、凍結融解卵子の生存率99.25%、これによりTFCでは、38歳未満の妊娠率が7割に達します。胚培養士には、高度なテクニックと胚のグレードを見極める能力が必須です。胚を高い精度で評価し、医師とのチームワークを通して治療方針を理解し、各状況を毎日医師へ報告します。TFCの医師は研究チームのリーダーとして、胚培養士と共に学術研究に取り組み、技術と知識の向上を目指しています。これまでに800本を超える論文を生み出し、常に最新の技術と知見を取り入れています。

7

最新の体外受精技術・ラボのグレードは国際レベル

体外受精技術の進歩に合わせ、試験管ベビーの父・
曾啟瑞教授と足並みを揃え、新世代の体外受精「卵
細胞質内精子注入法(ICSI)」、「着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)」、「タイムラプス・エンブリオモニタリングシステム」、「子宮内膜着床能検査(ERA)」等の技術を採用し、年齢や疾患による生育の差を大幅に縮め、体外受精の成功率をアップさせています。

1. 24H陽圧ラボ環境監視システム
2. タイムラプスインキュベータ―
3. 受精胚選別AI
4. 子宮環境を再現した卵子・胚の作業台
5. 紡錘体観察装置
6. 生殖専用・胚培養記録ソフトウェア「Infans」を採用し、担当胚培養士・進度と状態・時間・受精と分裂の状況を記録
7. ラボ内の空気は、手術室の規格を上回る医療用HEPAフィルターで濾過(クラス1,000、陽圧30Pa環境)
8. リモート操作できるクリーンルーム監視システム・ガス監視システム
9. リモート操作できる液体窒素タンク温度監視システム
10. 耐震・耐風・無害化建材

8

信頼の医療チーム
登録ページへ

信頼の医療チームがお手伝い。